大学生からの空への挑戦録 ✈︎gopilot_fon

大学3年生で固まった「パイロットになる」という人生の夢。その夢への旅路を描き続けていきます。

夢実現までの道標③✈️ 〜大幅アップデートver.〜

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Dear my Future Aviators,

first of all thanks for sending me a bunch of heartwarming messages on Instagram and DM on some SNS. Every single word has definitely become my engine fuel for the dream flight. Much appreciated!

 

みなさん、こんにちは!

日本語ブログの投稿、久々になってしまいました...。英語版ブログの更新が思いの外時間がかかってしまい... っていう言い訳はさておき、前回の投稿から大きな進捗があったので共有させていただければなと思います!

今日も是非ゆっくり最後まで見ていってくださいね!

 

gopilot-fon.hatenablog.com

 

Fonの夢へのキャリアプラン→アップデートまでの2ヶ月間

 大学の授業も4年生春学期で全て終わり、秋学期は自分のしたい勉強と、夢へのキャリアプラン、そして社会人が始まる来年からの準備としてのファイナンシャルプランの思考に時間を主に費やしています。

 

(16時間起きていたら14時間以上は頭の中はCXパイロットのことを考えているの、変態の領域に入るのかな(笑)まぁ変態上等です。)

 

前回までの投稿でも述べたように、

 

国による就労ビザの条件
訓練中の生活費をどうするか
世界に無数にある訓練機関の入学条件・費用・環境・エアラインからの信頼度・訓練Fail率・訓練使用航空機機材・生徒と教官の割合・モデル訓練期間と訓練延長(天候や教官・環境の質などに左右される)の可能性・ライセンス取得後の就職活動サポート体制...etc.

 

上記で挙げた情報もほんの一部にしか過ぎません。

少しでも情報不足、想定外、リスクヘッジ不足、計画不足に陥ると数百万円が無駄になることも。

しかも、「訓練延長などの思わぬ事態で訓練費用が足らなくなってしまった」「訓練Failでこれ以上訓練ができなくなってしまった」などの理由で、
1,000万円前後の大金を払ったのにも関わらずライセンスを取り終えることかできず
リタイアしてしまうケースがなんと8割という現実も...。

 

キャリアプラン・ファイナンシャルプランはどんどん改善を繰り返していき、このブログでもその軌跡を紹介していければと思います。

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アップデート版キャリアプラン(2021年10月12日時点)

私の進捗の全てはこちらのスプレッドシートにあります。毎日思考と情報集めを積み重ね、日々更新していきます。まだ途中のところも多いですが、是非ご覧いただければ幸いです。

docs.google.com

①費用

Zero to Hero.

ゼロからのパイロット訓練を行うために考えるキャリアプランで、

全てのフェーズで頭を悩ませることが費用の問題。

そこで50ものフライトスクールの費用情報を参考に、訓練生として生活を送る上で必要なpayment phaseを全て書き出してみました。

 

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※カナダでの海外訓練を基にしています。過不足ありましたらコメントでアドバイスいただけると幸いです。

※PPL= Private Pilot Licence
  CPL= Commercial Pilot Licence

 

50ものフライトスクール候補一校一校に連絡をとり、この費用表をフライトスクール毎に作り、比較しました。

(その費用は規定によりお見せすることはできません、悪しからず...)

②訓練環境・施設条件

当然、費用が安いからと言って即決してはいけません。

費用が抑えられても、自分に合う環境条件や、エアラインパイロットに就職するまでの準備や要件に合わなければ意味がないからです。

フライトスクール毎に使用する機材やモデル訓練期間、天候などの条件、その他訓練環境が異なります。

中には「全てのライセンスを取ること」をゴールとしているフライトスクールもあれば、訓練費用を各訓練フェーズ毎ではなく、入学時に一度に全額支払わせ、フライトスクールの利益を上げようと訓練期間を延長させるというような悪徳な訓練校もあるようです。

また、フライトスクールのホームページでは、基本的な訓練費用や生活費用が網羅的に記載されていないので、自身でLinkedInやInstagramなどのSNSを使って、訓練教官やそのフライトスクールで訓練を行なっている訓練生とつながって連絡をとったり、直接メールで一校一校質問をするなど、自身で情報集めに徹しました。

 

フライトスクール情報集めの項目は以下の通りです。

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※カナダでの海外訓練を基にしています。過不足ありましたらコメントでアドバイスいただけると幸いです。

 

③CX Cadet Pilot選考対策・座学勉強との両立

これがまた難しい...。

来年の4月からスタートする社会人生活。私がすることは以下の4つ。

 

・一般企業で勤務(訓練費用を捻出するための節約生活&健康生活の両立も含む)

・PPL Written exam対策(訓練費用を削減するため、筆記試験の勉強は自身で行う)

・Hong Kong Youth Flying Scholarship選考対策(後述)

・Cathay Pacific Airways 自社養成パイロット(Cadet Pilot)選考対策(後述)

 

「働きながら勉強・選考対策と体づくり」

口で言うのは簡単です。「好きなことだしいけるのでは?」と思うのも簡単です。

でもそんな舐めた態度でいたら絶対痛い目を見る。いろんな記事やSNSで現役パイロットの方々が仰っていることです。

「なぜそこまでするの?」「遠回りしてない?」と言われてしまうかもしれません。

でも言ってしまえば、これも多くの海外エアラインパイロットの方々がみんな通る道だとも仰います。

 

[PPL Written exam対策]

まず2番目のPPL Written Exam対策に関して、これもまた訓練費用を抑えるためにやるべきこととしています。

ライセンスは

PPL(Private Pilot Licence)

 ↓

CPL(Commercial Pilot Licence)

 ↓

IR(Instrument Rating)

 ↓

MER(Multi-Engine Rating)

 ↓

CFI(Certificated Flight Instructor Licence)

の順にとっていきます。

それぞれのフェーズに筆記試験・実機訓練・試験があります。

最初のPPLを取らないと次のフェーズには進めないので、渡航しフライトスクールに
入る前に自身でできることはPPLの筆記試験対策のみです。

また、現地でも座学教官をつけて、PPL筆記試験対策の授業を受けることもできますが、その座学訓練費用がかかってしまいます。

 

「訓練費用削減のためにできることはとことんやる!」

 

ということで教材も自分で揃え、独学で筆記試験対策をするつもりです。

 

[Hong Kong Youth Flying Scholarship 選考対策]

パイロット訓練はとても高い」

これは世界共通で言われている”大きな壁”です。

なので、世界に目を向けてみると多くのスカラーシップの選択肢が設けられており、
その種類・条件も様々です。

スカラーシップに関してはフライトスクールが提携しているところもあり、現在まだ情報集めの段階にいますが、現時点で第一候補として見ている選択肢が香港の財団で、PPLの全ての訓練費用・生活費を返済義務なしで提供していただけるプログラムです。

 

もちろんそのプログラムに参加するための選考があり、CV・面接の対策が必要になります。これをパスし、約2ヶ月のPPLの訓練を経て、無事にライセンスを取得することで、フライトスクールの費用が $10,200USD(約115万円)割引になり、かつ後述のCathay Pacific Airways自社養成パイロットの選考が有利になると言われています。

(本当にお金の話ばっかりですね...)

[Cathay Pacific Airways 自社養成パイロット選考対策]

この選考に合格するのが一番の理想...。
日本の自社養成パイロット選考は新卒採用の時期に合わせて募集開始時期が決まっていますが、一般的な外資エアラインと同様、採用時期・採用の有無も事前に分からず、いきなり始まるものです。

コロナ禍の影響を大きく受けたCathay Pacific Airwaysは2020年度の採用を見送っており、今もなお自社養成パイロットの選考の門は開かれていない状況です。

 

いつまた採用が開始するか分からない中の対策。

そして日本と全く異なる海外の就職活動。

そこでまたLinkedInで自社養成パイロット経由でCX pilotとなった方々数十人へメッセージを送り、選考のアドバイスを求めにいきました。

共通していた回答として、

「どれだけCathayを愛しているか」

「住むのが難しいと言われている香港での暮らし方をよく知っているか」

という「Cathay愛」「香港愛」をいかに伝えられるかが見られるそうです。

 

CV, カバーレター、面接の他にも各選考フェーズで対策が必要になります。
例年のCathay Pacific Cadet Pilot Programmeの選考は以下の通りです。

Stage 1A. Initial Psychometric Testing

Designed to screen applicants and look at key qualities that are desired for the role as a pilot, the psychometric test covers the general personality, intelligence, numerical reasoning and eye-hand coordination. Our airline interview preparation courses give you the opportunity to complete example psychometric tests similar to those used by the airlines. We will then thoroughly analyse your results with you, based on what airlines are looking for.

Stage 1B. Initial HR & Technical Screening Interview

This closely assesses the candidate’s overall motivation towards the role and to the airline, as well as some technical knowledge. In particular, enthusiasm and general attitude are assessed through detailed and focused questions about their dedication to becoming a pilot. International airline Captain Darren McPherson will teach you how to best present yourself and your documents, based on 30 years of industry experience. During the program, he will thoroughly review your CV, as well as enhance your HR skills and technical knowledge specifically based on what airlines are looking for.

Stage 2A. Group Skills & Exercises

These timed exercises place candidates in a range of dynamic scenarios to identify skills such as communication, leadership, mathematical problem solving and threat management. Tasks may be re-presented with modified group numbers or participants to analyse different dynamics and results. All scenarios are thoroughly debriefed and discussed with to review applicants’ ability for self-assessment. Group skills have become a significant factor in the airline pilot recruitment phase. We will practice group activities and review the effects of different personality types and examine leadership qualities as well as effective problem-solving techniques within a group, through airline-based scenarios.

Stage 2B. Detailed HR & Technical Interview

These interviews may be conducted by personnel from both the HR and Flight Operations department, and delve deeper into the candidate’s attitudes towards work, studies, life experiences, preparation and aviation knowledge. In a simulated mock interview environment, we will work through advanced airline-specific HR questions and response methods, and perfect interview presentation techniques. The technical session will outline effective levels required for the various airline entry points. This will help identify your current level of knowledge, and any areas that you should upskill prior to interview. 

以上4つのやるべきことを100%のクオリティーで全力投球する日々が始まっています。
もちろん、私も人間ですから、気持ちの上下があるのも現実です。それでもその時に心の内を吐ける仲間や、いつもモチベーションを上げてくれる現役パイロットの方々の存在に心から感謝をしていますし、決して立ち止まることはできません、いや立ち止まりません。

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今回も非常に重たい内容となってしまいましたが、

ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました!

今回で【夢実現のための道標】コラムは終わりますが、
今後の私の全ての進捗は以下のスプレッドシートで日々更新していきます。
是非今後も皆さんのお力添えをいただけたら心から幸いです!

ブログ・Instagramもこれからも更新していきますので、是非またご覧くださいね!

ありがとうございました!

Happy Landing!✈️

Fonの進捗のすべて】
docs.google.com

gopilot_fon

 

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Instagramもやっています!是非覗いて見てくださいね!これからさらに投稿していきます!

https://www.instagram.com/gopilot_fon/

 

ちょこっと宣伝!大学生の皆さんへ!

コロナ禍でインターン参加も難しくなっている中、「どうしたら自分のキャリアに合ったインターンの選択ができるのか」、「なかなか長期インターン・有給インターンが見つからない」などの悩みの声をいただくことがあります。

私自身も3年生の3月で自社養成パイロットの道が絶たれて、

さぁどこの企業を受けよう…と頭を悩ませたことが何度もありました。

企業探しもエントリーもESも面接もオンラインが主流になってきた今、納得のいくキャリア選択、納得就活の鍵は、やはり情報の多さと的確さだと、私自身も就職活動を最近終えて、振り返ってみても心から思います。

そこで、私個人が契約を結んでいるインターンシップ紹介企業の「ユアターン」様を今回この場でもって紹介させていただきたく思います!

「情報戦となった就活」

一回見てみる、とりあえずやってみる

このマインドが情報戦を勝ち抜くために一番大切なことだと心から思います。
是非是非以下のURLから応募してみてください!

皆さんの勇気の一歩の力になれること、心より願っております🙏

ありがとうございました!

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